パロディーキングに直撃 こんなにパロって摘発されない理由は?

パロディーTシャツで知られる「ビーエルティー(BLTEE)」のデザイナー、ブライアン・リッテンバーグ(Brian Lichtenberg)が来日した。ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が手掛ける雑誌「フリーマガジン(FREE MAGAZINE)」の期間限定セレクトショップ「フリーギャラリー」に出店し、「エルメス(HERMES)」風の“HOMIES”などの人気シリーズや、新作商品を販売。いずれも、どこかで見覚えのあるモチーフ使いだが、「一度も摘発されたことが無い」とブライアン。こんなにパロっても怒られない理由を直撃してみた。

パロディーTシャツを作り始めたきっかけは?

ブライアン・リッテンバーグ「ビーエルティー」デザイナー(以下、ブライアン):コレクションブランドとして発表している「ブライアン リッテンバーグ」で販売した “No1 BRIANEL(ブライネル)”のロゴTシャツが好評だったこと。そこから派生して、パロディーTシャツのブランド「ビーエルティー」を2006年にスタートした。

パロディー商品について、メゾン側から摘発されたことは?

幸運なことに、どのメゾンからもご指摘を受けたことが無い。その理由は、おそらく僕のデザインが明るくポジティブに、人を笑わせるような内容だからだと思う。僕は、パロディーさせてもらっているデザイナーの全員を尊敬しているので、彼らが嫌な気持ちになったり、悲しむような商品は作らない。

「ビーエルティー」はラグジュアリー・ファッションのアイコンを似せたパロディーの先駆けだったが、他のブランドでパロディーをしているブランドはどう見ている?

みんな賢いと思う。しかし、本家本元をからかったり、ネガティブな内容でアレンジしてしまうデザイナーがいることは非常に残念。

ルイ・ヴィトンのバッグ「カプシーヌ」現代アーティストとコラボ – カラフル波模様や果物チャーム付き

ルイ・ヴィトンから、6名の現代アーティストとコラボレーションした「アーティーカプシーヌ コレクション」が登場。2019年6月28日(金)より、ルイ・ヴィトン松屋銀座店、表参道店、大阪心斎橋店、期間限定ショップにて発売される。

ルイ・ヴィトン×6人の現代アーティスト

「アーティーカプシーヌ コレクション」では、ルイ・ヴィトンのアイコンバッグ「カプシーヌ」をキャンバスにして、世界的に活躍する6名のアーティスト、サム・フォールズ、ウルス・フィッシャー、ニコラス・フロボ、アレックス・イスラエル、シャバララ・セルフ、ジョナス・ウッドが各々の世界観を表現する。

アレックス・イスラエルによる、ひと際目を惹くカラフルなカプシーヌでは、代表作に描かれる“カリフォルニアの波”のような曲線を、光沢感のあるカーフレザーで作り上げた。

また、バッグの中から顔を出しているサーフボードのフィン2つは、遊び心を加えるだけでなく、コームとミラーとしても使えて機能性も十分。内側のポケットのファスナーには、アレックス・イスラエルの横顔を模した引き手があしらわれている。

ウルス・フィッシャーは、果物や野菜をぶら下げたユニークなカプシーヌをデザイン。ホワイトのシンプルなバッグに組み合わせたのは、本物そっくりのバナナやニンジン、イチゴなど6種のチャームだ。1つ1つ手作業で色付けしたシリコン製のチャームには、ゴールドカラーのメタルチェーン付き。バッグのボトムやサイドに取り付けて自由にアレンジを楽しめる。

ニコラス・フロボの手掛けるカプシーヌでは、生きいきとした立体的な花でモノグラムフラワーのイメージを表現した。なめらかなブラックのカーフレザーに、ブルーのしなやかなラムレザーを丁寧に縫い合わせて、まるでオブジェの様なアイテムに仕上げている。

その他、ジョナス・ウッドの作品をベースに、手作業による繊細な刺繍を施したモノクロのデザインや、19種類以上のレザーをコラージュしたシャバララ・セルフのデザイン、ジャカード織りとデジタルプリント、刺繍などを組み合わせたサム・フォールズの自然を描いたカプシーヌがラインナップする。

なお、6月28日(金)から30日(日)の3日間、代官山T-SITE ガーデンギャラリーにて期間限定ショップを開催する。

詳細
ルイ・ヴィトン「アーティーカプシーヌ コレクション」
発売日:2019年6月28日(金)
取扱店舗:ルイ・ヴィトン 松屋銀座店、表参道店、大阪心斎橋店、代官山T-SITE期間限定ショップ
価格:1,020,600円
※全世界各モデル300個限定。

発売記念限定ショップ
期間:2019年6月28日(金)~30日(日)
場所:代官山T-SITE ガーデンギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町 16-15

顧客からビジネスヒントをもらうUA岩野マネージャー

一着の服ができあがるまでには、デザイナー、パタンナー、素材を作る人、縫製する人など多くの人が関わり、でき上がった服は販売員が売る。その橋渡しとなる役目を担う営業マンは日が当たることは少ない。ファッション業界にいるたくさんの営業マンが日々、デザイナーをはじめとした多くの人が作った服を、一人でも多くの消費者の手に渡るよう奮闘する。実際、ファッション業界の営業マンのお仕事とはどういったものなのかーー。

平成時代を振り返ると、ファッション業界にそれまで存在しなかった新たな文化、ビジネスモデルがセレクトショップだろう。欧米をはじめとした海外への憧れを、ファッションを通して表現したショップで、多くのファッション好きを生み出した。ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS以下、UA)の岩野徳郎・第一事業本部新規開拓担当マネージャーはそんなファッションを愛する一人。しかもUAに対する情熱は人一倍だ。同社には、いわゆる営業職と呼ぶ職種はないが、ライセンス展開やデベロッパーとの交渉などを担当してきており、社内外の“交渉人”を担ってきた岩野マネージャーのお仕事術とはーー。

きっかけは、成人式のネクタイを探しにUAの名古屋店に行ったことだと思います。今もいらっしゃる方に接客をしてもらって、その接客がすばらしくて。ネクタイ1本を選ぶだけだったのに、本当に親身になって接客していただき、心に響いていました。いよいよ就職活動というときに、ただ漠然と「好きなことを通じて、人を幸せにできたら」という思いがあったんですよね。それを思った時に、あの時の接客が蘇ってきて。野球も好きだったので、ファッション業界か球団に入るか悩みました。ファッションは洋服だけでなく、美しさというか高揚感とか、野球よりも幅広い人に感じてもらえるのではないか。100人より200人、200人よりは1000人に届けたい。そう思うと、ファッションがいいなと思ったので、UAを受けたんです。そしたら見事に書類審査で落ちてしまって(笑)

実はUAしか受けなかったんですよ。成人式の接客体験もそうなんですが、UAのショップの本気度が違うなと思っていて。品ぞろえもそうですが、レイアウトの美しさとか。あと、あんまり言いたくないですけど、当時の洋服屋さんってなんかちょっと上から物を言われるような気になって。「これはこうだよ」「この合わせはダメだよ」みたいな……。そういうところが多かった中、UAはちょっと違って。それこそネクタイを買いに行って、着ていたスーツを褒めてくれたり、合うスタイリングを教えてくれたり、さらには「うちじゃなくても、ほかの店でも買えますよ」とか言ってくれたり。だからUAだけに絞って、会社説明会に行きました。説明会は2000人ぐらい集まっていて、結果、採用は10人ぐらいの狭き門でした。でも、絶対入社するしかない、という強い気持ちで臨んだんです。でも落ちた……。ショップに行って「落ちました」と話したら、「アルバイトからでもなれるよ」って聞いて、「あ、そうなんだ!」って(笑)。それで大学4年からアルバイトで入りました。

アルバイトで入って半年後に社員になって、その半年後に横浜店に異動になりました。それまで路面を中心に展開していたUAが、ターミナルのファッションビルに入る第一号店の横浜店は、社内でも大きな反響がありましたが、自分から「横浜に行きたいです。チャレンジさせてください」とお願いしました。路面よりも当然ですがトラフィックがあるので、大勢の人を幸せにできると思ったんです。それから一年足らずで原宿本店メンズ館に異動になりました。実は異動したくなかったんです。先ほどの話じゃないですが、当時の時代背景からも、分かる人に分かってもらえたら、という考えも原宿本店にはあったように思います。異動後、多くの人にUAの良さを分かってほしく、会社にもいろいろ意見していたので、たぶん生意気だったと思います(笑)。原宿本店での販売員時代が一番辛かったかもしれないですね。

原宿はいわゆるセレクトショップの“本場”ですから、ターミナルの店舗のやり方では、やることなすこと注意されました。

反発するんだったら、売り上げを取ろうと、実績を残そうと思って。一年間、相当頑張ったんです。そしたら売り上げで一番になったんですが、それは意外と簡単なことでした。

当時は、お客さまに委ねるスタイルで、積極的な声掛けはしていなかったんです。地下1階にあったメンズドレスフロアにいたんですが、原宿本店の地下に降りて来る人って、ふらっと来たのではなく、相当買いたくて来ていた人が多かったと思うんです。だから、きちんと声を掛け、接客すれば購入してくれました。

やっぱり、「美意識」というところなんでしょうか。ホスピタリティーの精神は当然、ターミナルの店舗でもすごく意識していましたし、お客さまのお役に立ちたいという思いはありました。でも、そこに高揚感とか、美しさという、言葉使いだったり、所作だったり、立ち居振る舞いだったり。メジャーの垂らし方、ショッパーの渡し方も美しくて……。例えば、お客さまの正面に行ってショッパーを渡すのか、横に行って渡すのか。お客さまと同じ方向を向く、横に行ってショッパーを渡す方が、安心感が違います。「何かあったらおっしゃってくださいね」という言葉が、全然違って伝わるんです。お客さまに安心感、信頼を買っていただくんだな、お客さまが持って帰っていただくものが違うんだな、というのはとても勉強させていただきました。

より深いサービスを追求しようとなった時に、束矢クラブといった会員制のVIP対応の部、外商の部隊ができ、そこのお客さまは原宿本店の方が多かったことから店長から異動になったんです。そこでの仕事はよりパーソナルな関係かもしれません。食事などをご一緒したりすると、だんだんとその人の役に立ちたくなってくるというか、洋服の販売にとどまらず、「今度、家の模様替えをしようと思うけど、どういったレイアウトがいいと思う?ラグは?」とかと頼ってもらえるようになりました。そこから学ぶことがすごく大きかったんです。ファッションの力というか、ファッションを通じてここまで価値観を広げられるのかと。すごい力だなあと思いました。

そうですね。信頼ですよね。先ほどのショッパーの話と一緒だと思うんです。どこまでお客さまと信頼関係が結べるか。

外商や束矢クラブでは、やはり会社経営者が多かったんです。信頼関係が深まるとなんですが、「営業の仕事は第一印象も重要だから、うちの子たちにファッションを教えてやってほしい」と言われて簡単なセミナーを行ったりしていると「うちの会社の制服やれないかな?」とつながって。そこから法人外商が始まって、“営業”のような仕事になったと思います。でも、僕の中では、普通に接客していた延長線なので、これが営業とは思ってないんですけど。

サッカーチームのユニホームや、企業のノベルティーなどを作りました。それも外商や会員の方から、「うちが満足しているし、ほかの会社でもやれるんじゃないの?こういうのビジネスにした方がいいと」と教えていただいたんです。自分から売り込みに行くというのは実はあまりなく、お客さまとのつながりがほとんどで……。またお客さまから、「ECに窓口を作ったらいいんじゃない」とアドバイスをもらって作ってみたら結構、問い合わせが結構来たんです。制服やほかにもいろいろ作ってほしいと問い合わせが来ました。

それはやっぱり、弊社が本業でしっかりブランディングをやってきたからだと思います。企業理念として、「真心と美意識をこめてお客様の明日を創り、生活文化のスタンダードを創造し続ける。」とあるのですが、それをしっかり捉えたビジネスをやっていることが、弊社と組んでビジネスをやれば、新しい価値を生み出せると思っていただけているんだと思います。

餅は餅屋じゃないですが、専門性を持つところと、弊社が持つ審美眼が掛け合わさることで、新たな価値を生み出せるのではと。ライセンスでは、洋服よりはタオルやシューケアグッズなど小物や雑貨を中心に展開しました。もともと得意なところと組むことで、それまでのUAではない販路へも広がり、新しいお客さまも獲得できマーケットを拡大することができます。これから、ギフトカタログも誕生しました。

当時は3人いて、僕はトップではなく営業担当だったんです。その3人でよく話をして、どういうところと組むのが良いかを考えたり。組む企業さんと弊社で、目的は同じですが、ビジネスの仕方、アプローチの仕方違ったりします。その辺をこちら側に合わせてもらう方法ではなく、どうバランスを取るか。それは折衷案ではなく、新しいアプローチがあって、それを考えて提案していました。

一番大変だったのは実は社内に理解してもらうことだったんです。ライセンスビジネスをやるというのが“ブレ”ちゃうっていう表現になってしまって。そうではなく、少し幅を広げるとか、少し奥行きをつけるだけの話なんです。

ライセンスと聞くとそういうことを思い浮かべる人も多くて。審美眼はブレずに餅は餅屋で作って、新しいマーケットを作るという考えを社内に伝え続けました。

今はないですが、UAが展開するライセンスブランドを集めて百貨店さんにUAの冠を持ってコーナーを作ったことがあります。また、それまでタオルのライセンス展開であれば、百貨店の平場に入りますが、タオルメーカーさんがきちんと冠を持ってショップスタイルで展開する中に、われわれUAがコーナーを持つというスタイルもありました。そうすることで顧客層が広がり、新しいマーケットができるということです。

そうですね。でも結局は接客と一緒です。デベロッパーさんが何を求めているのか、UAがどういった価値を出していきたいか。なので事業の話をすごく聞きました。事業責任者と会話を重ねることで、こういう考えだから出店したいという思いも出ますし、たとえば大きな商業施設ができるとしたら、単に出店するというのではなく、デベロッパーさんと何か一緒にやれることがあるよね、という話をしたり。この時代に人脈もたくさんできました。

昔から重松理名誉会長が「街づくりをやりたい」ということには共鳴していて、まさに店舗開発というのは街づくりなんだと思いうんです。街づくりのワンピースを担わせていただいているのならば、どういう街づくりをするかから話ができたらいいなと。

またどうしても出店したいという場所があった場合は、本当にしつこくオーナーさんの元に通って思いを伝えますね。オーナーさんの中にはファッションに興味がなく、われわれを知らない人もいます。全フロアを使いたかった場合、ワンフロアだったらいいよと言われてもそれでもやっぱり全フロアを使いたいと思ったとき、われわれが出店することで、その地域がぐっと盛り上がり、価値があがるんだよということをお伝えするんです。

新しいスタンダードを作るために、洋服だけじゃなく、ファッションにはものすごく力があると思っています。今までのビジネスとは違ったスタイルのビジネスの方式を作り開発を進めています。後は、既存のライセンス企業さんとお付き合いさせていただいたり、ギフトカタログをブラッシュアップしたり、外商をやったり、最近は卸もスタートしたのでその営業をやったりとかさまざまですね。

全てのカテゴリーで新たな価値を生み出し、スタンダードになるような、長く続くものを作って、多くのお客さまに高揚感や感動を与えていきたいです。「UAってやっぱりいいよね」と思ってもらえるモノを作り出せたらと思います。

また、地方の郷土品を作っている人のところにプライベートでも足を運ぶことがあるのですが、そういったところが息途絶えないようにできたらと思います。さらに、夢としてホテルだったりもいいですよね。例えば、食など、全然違う畑で戦っている、同じ考え方のところと何か一緒にやれたらいいなと思います。

人気ボーイズグループiKONに直撃取材 好きな香りやスキンケアの秘訣を語る

BIGBANGや2NE1など大人気グループを多く世に送り出してきた韓国の大手芸能プロダクション、YG ENTERTAINMENTに所属するiKONは、同事務所が企画したサバイバル番組「WIN: WHO IS NEXT」(2013年放送)、「MIX & MATCH」(14年放送)から結成され、15年にデビューした7人組ボーイズグループだ。力強いダンスと圧巻のパフォーマンス力に加え、ヒップホップ調の曲からバラードまで幅広くヒット曲を出し、現在国内外で人気を集めている。8月24日から日本での全国ツアーを控えている彼らに、男性ならではのスキンケアや香りなどについてのこだわりを聞いた。

支度に一番時間がかかるメンバーは?

JAYさん!

JAYさんは遅刻の王。

シャワーの時間が長くて、どうしても……。

美容にこだわるメンバーは?

僕たちはほとんどメイクしないけど、SONGさんかな?

最近は少し肌荒れをしてしまったけど。

SONGさんといえば「ニベア(NIVEA)」のリップクリームをいつも持ち歩き、広告塔にもなって話題を呼んだが、本当に毎日リップを持ち歩いている?

はい、もちろん!(リップを差し出しながら)今も持っている。特に少し赤みがあるカラーリップが好き。どこにでも持ち歩いていて、今は「ニベア」がないと不安になるほど。

スキンケアのこだわりは?

仕事上メイクをすることが多いから、しっかりクレンジングすること。

毎日シートマスクをして保湿している。

僕も保湿には気をつけていて、化粧水は欠かせない。

髪型や髪色に関しては?

僕は今パープルとブルーを入れてもらっている。練習生の時からいろいろな色に染めていて、レインボーにしたり、ホットピンクにしたり。

そこまで染めて髪は傷まない?

全く!

今はまだ大丈夫!

好きな香りは?

「トム フォード(TOM FORD)」が好き。

清潔感のある香りが好み。シャンプーの香りとか。

プレゼントでいただいた「シャネル(CHANEL)」の香水を最近つけている。

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が大好きで、今いろいろな香りを集めている。

僕は油そばの香りが大好き。昨日もみんなで食べたばかり。

「ランバン(LANVIN)」の香水。

女子につけてほしい香りは?

やっぱりシャンプーの香り。

僕も「ジョー マローン ロンドン」が気に入っているから、「ジョー マローン ロンドン」だったらうれしい。

体作りを一番しているのは?

今は僕が一番トレーニングしているかな。今運動が一番のストレス解消方法。

睡眠が一番。

やっぱり油そば。あとは友達や家族に会うこと。

僕はお酒を飲むことも。

ゲームをすることが多い。

これから日本のツアーが始まるが、今年も最後は京セラドームで締めくくるという大規模なツアーになる。歌やパフォーマンスはもちろん、楽しんでいただけるコンテンツも用意しているので期待してほしい。

日本のファンの皆さんのためだけの最高なパフォーマンスを準備したので、僕たちも一緒に楽しい時間を過ごせることを楽しみにしている。

パリ・メンズ 裸の王様が誇らしげに物語るファッション

ファーストルックの袖をカットオフしたダブルのコートは、半透明の塩化ビニル素材。ブラックのバミューダパンツに、足元は同じくビニル素材の「ナイキ」のスニーカー。そこから一貫して、王冠をイメージさせるヘッドピースとシースルーのアイテムが続く。「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2017年春夏のテーマは、アンデルセンの童話「裸の王様」だ。
王様の透明なコートには、大きさの異なる赤や黒のチェックなど、さまざまなデザインが加わる。さらにはストライプのシャツ地とのハイブリッド、同素材のショートパンツの上からのレイヤードなど、ビニル素材は今季のキーマテリアルだ。一方、ビニル素材以外のアイテムでは、唇や王様のヒゲにフォーカスした口元と、水玉を合わせたモチーフのセットアップが印象的。唇とヒゲは、裸の王様をウワサする群衆と、それには全く気付かない彼自身をイメージさせる。

終盤には「王様は裸だ」というメッセージがプリントされた透明のコートが再び登場。ただその下には、「でも、これが僕のファッション」という王様のメッセージもプリントされた。

物語では裸だった王様は、ランウエイでシースルーのアウターを身にまとい、これが僕のファッションだと誇らしげに歩く。自分の道を突き進む強さを持った「オム プリュス」らしさを醸し出した。

「ジンズ」が中国メガネ市場で拡大できた理由

アイウエア企業ジンズ(JINS)の2018年8月期の売上高548億円のうち13%に相当する72億円が海外事業で、前期比38%増の高い伸びを見せ、初めて黒字化した。海外の売り上げのほとんどは、130店舗を展開する中国事業だ。9月に香港にも進出し、アジア市場はさらに拡大基調にある。上海と瀋陽にある中国法人のトップを務める宇部真記ジンズ チャイナ社長に中国ビジネスのこれまでの成長と今後のビジョンを聞いた。

中国進出の経緯は?

2010年12月に、中国・瀋陽に出店したヤマダ電機の2階に1号店をオープンしました。当初、売り上げは苦戦しましたがしばらく様子を見て、3店舗目の天津店が好調で手応えをつかみ、12年に上海の伊勢丹と森ビルの商業ゾーンに相次いで出店しました。このタイミングで、私が中国ビジネスの責任者として着任し、瀋陽と上海の会社のトップを兼務しています。現在、9人の日本人社員が駐在しています。

その後、中国ビジネスは一気に拡大している。

今、中国ビジネスは軌道に乗り、ここ数年は年30店舗出店して、現在の店舗数は135、従業員数は約1000人に成長しました。売り上げは年々伸びており、今年も30店舗増える予定です。

フレーム価格とレンズ価格を合わせた3プライス設定の販売システムが新しかった?

399元(約6000円)、599元(約9500円)、799元(1万2000円)のセット価格で商品を販売しています。「ジンズ」が出店した後、類似店が増え、現在この販売方法は一般化しています。類似店の多くが淘汰されましたが、現在の主なライバルはアオジョ(AOJO)、ローホ(LOHO)、ルック(LOOK)などがあり、日本の「ゾフ(ZOFF)」と「オンデーズ(OWNDAYS)」も進出しています。

中国の売り上げ一番店は?

天津の商業施設ジョイシティ(大悦城)が一番店で、ピークの月は約2500万円を売り上げました。その次は、エリアに約40ある上海の店舗が続きます。

ライバルが多い中で、「ジンズ」が差別化している点は?

商品のファッション性より、むしろ日本企業として定評のある安心・安全な品質と丁寧なサービスをしっかり打ち出していることです。ライバル他社のことは意識していません。商品はほとんどが中国製ですが、1790元(約2万8000円)の日本製チタンの高額フレームも売れており、生産が追いつかないほどの人気です。

中国と日本の消費者の違いは?

中国はアイウエアのトレンドが明確で、消費者は日本人より圧倒的にトレンドに対する意識が高いということです。日本人は自分に似合う商品を選び、結果としてシンプルでベーシックなデザインに偏りがちですが、中国人は自分に似合っているかは二の次で、今流行のデザインに飛びつきます。日本ではあまり売れなかったキャッツアイのフレームが、中国では大人気となりました。今はメタルのオーバル型フレームやフロントが六角形のモデルがよく売れています。中国では、日本のMDは通用しません。また、売り上げ全体に占めるサングラスの購入比率が高いことも特徴で、日本が3%程度なのに対し、中国は約15%で、日差しが強い夏は35%になることもあります。アイウエアがファッションアイテムとして浸透している証拠です。

中国の出店はどこまで伸びる?

ひとまず300店舗まで出店できると見込んでいます。デジタル化が急速に進んでいる中国で、Eコマースによる眼鏡の購買がどれだけ高まるかを注視しています。

9月に海外5地域目となる香港に出店した。

2店舗出店し、上々の滑り出しです。場所はまだ公表できませんが、あと3店舗の出店が決まっています。市場規模から考えると20店舗まで拡大できると思います。香港での事業拡大の大きなネックとなるのが、検眼ができる資格を持った測定士の常勤が義務付けられていることです。香港に約2000人しかいない測定士は、ライバル店との人材確保の競争により、人件費が高騰しています。能力が高い人は眼科医レベルで、年収1000万円を超える場合もある。測定士の争奪戦が今後の事業拡大の肝になると思います。「ジンズ」は常にイノベーションを起こす会社であり、そのスタンスは中国でも変わりません。

「ヴォーグ」を擁するコンデナスト 音楽配信会社出身の新CEO就任でどう変わる?

経営統合した米コンデナスト(CONDENAST)とイギリスを拠点にするコンデナスト インターナショナル(CONDENAST INTERNATIONAL)のグローバル最高経営責任者(CEO)として、米大手音楽ストリーミングサービス会社パンドラ(PANDORA)のロジャー・リンチ(Roger Lynch)前社長兼CEOが就任した。同氏は、パンドラのほかにも衛星放送のディッシュ・ネットワーク(DISH NETWORK)でエグゼクティブ・バイス・プレジデントを、テレビのストリーミングサービスのスリングTV(SLING TV)ではCEOを務めてきたが、出版メディアの経験はないことから、コンデナストが映像やデジタルメディア事業の拡充を念頭に人選をしたことがうかがえる。

コンデナストはデジタル化が遅れたこともあり、2016~17年におよそ2億5000万ドル(約277億円)の損失を計上したと見られている。18年に赤字額がやや減ったものの、まだ利益を上げるにはいたっていない状態だ。遅ればせながらも進出したユーチューブ(YOUTUBE)やネットフリックス(NETFLIX)でのコンテンツ事業が成功を収めたため、同社がデジタルや映像分野をさらに強化する方向に進むことは想像に難くない。

しかし、リンチ=グローバルCEOに期待されているのはそれだけではないだろうという声が社内で出始めているという。これまで、コンデナストは損失を減らすための施策として主にコスト削減や事業縮小を行ってきた。米コンデナストとインターナショナルは統合によって1つのデジタルプラットフォームに移行する予定だが、これは両社のユーザーがまとまることで広告主にとってさらに魅力的な存在になるということ以外にも、バックエンドの運営が統合されることによる節約効果が見込まれている。統合は非常に複雑な工程になることが予想されるが、経営陣の誰もそうした経験がないため、IT技術に強いリンチ=グローバルCEOが選ばれたのではないかというのだ。なお、社外の人材がコンデナストのCEOに就任するのは今回が初となる。

仮に、同氏がそうした“大手術”のために期間限定で任命されている場合、デジタル化への移行を推進したパメラ・ドラッカー・マン(Pamela Drucker Mann)=チーフ・レベニュー兼マーケティング・オフィサーが次期CEOになるのではないかとウワサされている。また、アナ・ウィンター(Anna Wintour)=アーティスティック・ディレクター兼米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長の名前も挙がっているという。アナが年若いリンチ=グローバルCEOの下につくことをよしとしないのではないかという憶測に基づいたウワサだが、逆にファッション業界出身ではないリンチ=グローバルCEOが、コンデナストでのアナの権力の大きさなどを不当だと思うのではないかという向きもあるという。コンデナストが真の意味で統合されるまで、だいぶ時間を要することになりそうだ。

新宿高島屋にウェルネス売り場 横断型MDで女性客を呼ぶ

高島屋は、新宿店の8階にウェルネスをテーマにした編集フロア「ウェルビーフィールド」を3月15日開く。売り場面積約2000平方メートルに、スポーツブランド、化粧品ブランド、飲食店など20店のほか、スタジオも併設し、モノとコトの両面から健康的なライフスタイルを提案する。初年度売上高20億円を計画する。

女性を中心にランニングやヨガなどの運動を日常に取り入れる人が増え、オーガニックの食品や化粧品も注目を集めている。ニーズに応えるためには百貨店の従来型の商品分類の枠を超えた横断的なMDが必要と判断し、8階の婦人服売り場のスペースを刷新した。同社のスポーツ部門ではなく、レディースファッション部門が管轄する売り場になる。

ウエアやシューズの顔ぶれは、ユニクロのアクティブウエアを集めた新業態「ユニクロ ムーブ(UNIQLO MOVE)」、マッシュホールディングスの新しいスニーカー業態「シトロン イン ザ シティ バイ エミ(CITRON IN THE CITY BY EMMI)」の他、「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「ダンスキン(DANSKIN)」「レリック(RERIC)」など。ビューティでは高島屋の自主編集ショップ「ベルアクティーヴ」の1号店が入り、スポーツアロマトレーナーの神崎貴子氏が全体を監修する。飲食ではUCCによる「ウェルビーカフェ25°」、発酵食品を提供する「コウジアンドコー」を誘致した。

2軒のスタジオはともにゴールドジムと提携した女性専用の新業態。「メローフロー」はヨガや空中ヨガ、フラダンス、ピラティスなどのメニューを豊富にそろえる。「ウーマンズシェイプジム」はトップクラスのインストラクターが手ほどきする本格的なレッスンが売りだ。定期的に通うスタジオを設けることで、顧客の囲い込みにつなげる。

「バーニーズ ニューヨーク」2019年春夏導入の新ブランドは欧米に加え韓国からも

「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」の2019年春夏は、初セレクトブランドが目白押しだ。アパレルの23ブランドをはじめ、バッグやシューズ、ジュエリーまで初お目見えブランドが並ぶ。今回、中でも注目のブランドを紹介する。

ファッションの新導入ブランドは、ニューヨーク・ファッション・ウイークでも注目を集めたオーストラリアブランド「ジマーマン(ZIMMERMANN)」(ワンピース9万7000円など)や、オールインワンやワンショルダーのドレスなどを展開するLAブランド「シャイナ モート(SHINA MOTE)」(ドレス7万8000円など)、タイムレスなクラフトマンシップで仕上げたロマンチックなコレクションが特徴のノルウェーブランド「バイ ティモ(BY TIMO)」(オールインワン5万9000円など)、2017年スタートの韓国ブランド「ザ ルーム(THE LOOM)」(3万円台)。その他、米国発のTシャツブランド「モノグラム(MONOGRAM)」や、コンパクトなTシャツコレクションがそろうLAブランド「プリティーズ(PRETTIE’S)」、LA発「ジューシークチュール(JUICY COUTURE)」のデザイナーによる新ブランド「パム&ゲラ(PAM & GELA)」など。

ジュエリーはボリューム感のあるアイテムが引き続きトレンドとして君臨。新しいセレクトブランドは、スワロフスキー使いの大ぶりでエッジーなデザインが特徴のイタリア発「エレンコンド(ELLEN CONDE)」(3万円台)や、こちらもスワロフスキーをふんだんに使用するが値ごろ感のあるフランスブランド「エレナ ズベルディア(HELENE ZUBELDIA)」(1万〜3万円台)などだ。

バッグやシューズは、メタリックやトランスペアレント、ネオンカラー、パイソンが共通のキーワード。バッグの新規導入は、遊び心あるカラフルなPVC素材が注目の日本発「ナナナナ(NANA–NANA)」や、リアルパイソンのショッパーバッグが有名なマイアミ発「ゲラーレ ミズラヒ(GELAREH MIZRAHI)」など、シューズではロンドン発老舗ブランド「マローン スリアーズ(MALONE SOULIERS)」、「アディダス(ADIDAS)」出身のデザイナーが手がける米国ブランド「ブランドブラック(BRANDBLACK)」などだ。

ファレルが語る「シャネル」とのユニセックスコラボ、カールとの友情

シャネル(CHANEL)」はファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とコラボレーションしたカプセルコレクション“シャネル ファレル(CHANEL PHARRELL)”を、3月29日に韓国ソウルの旗艦店で先行発売した。同コレクションはその後4月4日から世界の複数店舗で限定的に販売される。コラボレーションの経緯や先日亡くなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏とのエピソードについて米WWDが聞いた。

2017年に「シャネル」とコラボレーションしたスニーカーを発売した際、限定500足に対して12万人と応募者が殺到した。それからカプセルコレクションまで拡大する話をはじめにしたのはいつ?

ファレル・ウィリアムス(以下、ファレル):あのスニーカーは「シャネル」がコレットをジャックしていたタイミングにおいて完璧な目玉商品だった。それはカール、ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=ファッション部門プレジデント、ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=ファッション・コレクション部門アーティスティック・ディレクター、そしてエリック・ファンダー(Eric Pfrunder)=ファッションイメージ・ディレクターから提案されたもので、1足のスニーカーの成功が、今回のカプセルコレクション製作という素晴らしい機会につながったのだと思う。

カールやヴィルジニーを含む「シャネル」チームとのデザインプロセスはどのようなものだった?

プロセスは明快でシンプルだった。僕のクリエイティブ・ディレクターのシンシア・ルー(Cynthia Lu)と一緒にムードボードを作ってカールとヴィルジニーに見せた。そこから彼らは全ての部門を訪れることを許可してくれて、僕たちは使いたいアイテムや素材を選び、1カ月くらい経って「シャネル」はサンプルを見せてくれた。その迅速さには驚いたよ。

ブランドに新鮮でファレルらしい要素を取り入れたかった?

コレクションのメインはユニセックスであること、その時点ですでに新しいアプローチだ。僕は「シャネル」のウィメンズの服を長年にわたって着てきたけれど、このコレクションをユニセックスにすることで、より多くの人がブランドに触れることになるだろう。ほんの少し色を加える、僕がしたことはそのくらいだ。

「シャネル」のアイコンからどんな要素を自身のデザインと組み合わせた?

“シャネル ファレル”を提案したのはカールで、アイデアを描き起こし始めたのも彼だ。数分も経たない内に彼はいくつかの選択肢を描き出し、そこから実際に製品になったものもある。僕はアクセサリーに目がないから、ベルトからバッグ、サングラスまでお気に入りのアイテムに触れていった。「シャネル」とロゴの入ったビンテージのラウンド型サングラスを見せてくれたのを覚えているよ。とてもアイコニックなモデルで、今回複数のカラーでそろえられるというのは僕が常に望んでいたことであり、素晴らしいことだ。

「ハイジュエリーは名画のようなもの」 ヴァン クリーフ&アーペルCEOが語る「レコール」とメゾンの価値観

「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS以下、ヴァン クリーフ)」が支援する「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校 日本特別講座(以下、レコール)」が、2月23日に京都造形芸術大学外苑キャンパスでスタートした。日本での開講は2013年以来、2回目で3月8日まで。開校イベントで来日したニコラ・ボス(Nicolas Bos)=ヴァン クリーフ&アーペル・プレジデント兼最高経営責任者(CEO)に、レコール開校の目的およびメゾンの価値観について聞いた。

今回「レコール」を6年ぶりに日本で開催する経緯と目的は?

「レコール」パリ校以外で初めて2013年に開講したのが東京だった。その際は成功したが、プログラムなど「レコール」の新たな可能性を模索しながら調整に思った以上に時間がかかった。昨年、京都国立近代美術館で開催した「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」展も「レコール」と同じような取り組みだったと思う。

2回目開校の目的は初回と同じで、宝飾の世界について学ぶ場を提供することだ。ただ、長時間と時間の短いクラスをミックスするなど、プログラムを工夫させている。また、新たな内容のクラスやレクチャーなども加えた。「レコール」は単なる学校のような“学びの場”ではなく、サロンの内装や空間演出を通して、発見や対話を楽しんでもらう場だ。今回のサロンは建築家の藤本壮介が手掛けている。新たな試みとしては、宝飾の歴史を共有するという観点からアール・ヌーヴォー期のジュエリーの展示がある。世界的に有名なジュエリー蒐集家の有川一三氏に協力してもらった。また、現代からは、ジュエリーからオブジェ、家具まで幅広く手掛けるデザイナー、ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ(Harumi Klossowska de Rola)の作品展「ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ 自然の痕跡」を行い、ジュエリーやオブジェに反映された彼女の個人的な世界観を紹介している。これらの展示はクラスを補完するものだ。

「レコール」の活動が「ヴァン クリーフ」に与えるメリットは?

いろいろある。われわれが持つジュエリーの専門知識を人に伝える役割がある。ヴァン クリーフはもちろん営利企業だが、「レコール」の活動を通して総合的なジュエリーの世界に触れてもらうことで、潜在的な顧客の獲得につながっている。スタッフの教育にも有益だ。 

また、「レコール」が「ヴァンクリーフ」独自のブランド文化を作っている。ジュエリーの過去と現在をつなぎ、原石からクラフツマンシップなどの専門知識まで網羅するため、美術館や学校、地質学者などジュエリー芸術の世界におけるネットワークを広げている。それが重要で、ビジネスの枠を超えたわれわれの役割を示している。

「レコール」の全クラス数と予想している参加者数は?

15種類、全47クラスだが、ほぼ予約で埋まっている。約1000人の参加になるはずだ。展示は一般に無料公開しているので、2週間で数千人の来場を見込んでいる。

「レコール」を開催する国の判断の基準は?開催国によってプログラムは変わるか?

美術館や専門機関、そして受講者のネットワークがある都市で開催する。今まで東京のほかにニューヨーク、香港、ドバイで開催してきたが、都市によってコラボレーションする機関が違うので、プログラムも変わる。

「ヴァン クリーフ」のブランド哲学は?何が「ヴァン クリーフ」をほかのメゾンと違うものにしているか?

専門性、品質、スタイル、そしてポジショニングが特異である点だ。石の選別から、「ヴァンクリーフ」とすぐ分かるスタイル、幾通りにも着用することを可能にする技術などが挙げられる。また、「レコール」はジュエリー業界全体を支援するイベントである。通常、競合ブランドは自社の作品に特化した展示しかしないが、われわれは、業界のあらゆる関係者とコラボレーションするのに慣れている。

ハイジュエリーに関して、クリエイションからウェブサイト、カタログなど全てにおいて一貫したイメージと細部にまでこだわった表現をしているが、その理由とメリットは?

ハイジュエリーは単なる装飾美術品ではなく、多くの人に見てもらうべきものだと考える。絵画に例えると、ピカソの絵が、それを購入しようとする人にしか見せられなかったら、美術館で今日あれだけ多くの人にピカソが見られることはなかっただろう。それと同じ考え方だ。ハイジュエリーも時間をかけて丁寧に作り上げるものだから、できるだけ多くの人に向けて紹介するべきだ。おとぎ話がインスピレーションだった場合は、ジュエリーそのものから展示空間、そしてそのコレクションの表現に関わる全ての体験はおとぎ話と同じでなくてはならない。それらは純粋な芸術作品であって顧客だけのものではない。芸術的な表現として一般に公開するべきだ。なぜなら、顧客以外も興味を持っているから。

ファッション業界でダイバーシティー(多様性)やインクルーシビティー(多様性の受容)が話題になっているが、ジュエリー業界の動きは?今後は?

企業を運営する上で、それらは社内で重要なことだと思う。ファッション業界で起こったことは決して意図されたものではないが、ある行動が周囲にどのようにとらえられるかについては、より慎重にならざるを得ない。ジュエリーの世界はファッションと異なり、特定の着用者が主役になることはなく、ジュエリー自体が主役だ。われわれの顧客は体形、年齢、国籍など特定の属性に限定されない。キャンペーンにモデルを使用しない理由はそこにある。着用モデルの年齢や国籍を消費者に押し付けたくないからだ。だから、ジュエリーのキャンペーンは物撮りが多い。ジュエリーのキャンペーンはモデルなしというのは、暗黙の了解。そういう意味では、ファッション業界よりダイバーシティーが進んでいると言えるかもしれない。

羽田空港が日本一の商業施設に王手 新たな商業エリア「ザ ハネダ ハウス」をオープン

日本空港ビルデングは12月19日、第一旅客ターミナル5階に新たな商業エリア「ザ ハネダ ハウス(THE HANEDA HOUSE)」をオープンした。「アディダス(ADIDAS)」やオンワードホールディングスのオーダーメードスーツ業態「カシヤマ ザ・スマートテーラー(KASHIYAMA THE SMART TAILOR)」、EXILEが所属するLDHによるライブレストラン「ライブ&レストランLDH キッチン ザ トウキョウ ハネダ(Live & Restaurant LDH kitchen THE TOKYO HANEDA以下、LDH キッチン)」など14店舗が出店した。羽田空港は免税店などを含めると商業施設の売上高は約1200億円(WWDジャパン推定)で、これまで日本一と言われてきた成田空港とほぼ同等の規模になる。挨拶に立った鷹城勲・日本空港ビルデング会長兼CEOは「新たな商業空間のコンセプトは“通過する場所から滞在場所へ”。空港での時間を贅沢なものへと変えたい」と語った

14店舗目になる「カシヤマ ザ・スマートテーラー」は、空港の店舗らしく旅行カウンターのような受付と大きな試着室を構えた。これまで雑居ビルなどへの出店がメーンで、本格的な商業施設への出店は今回が初めてになる。2人のスタッフが常勤ながらも予約や混雑状況に応じて、訪問販売員やフィッターがヘルプに入り、柔軟に対応する構え。店舗の前には贅沢な革張りのソファーが設置された共有スペースもあり、「忙しいビジネスマンだけでなく、旅行前のお客さまにもぜひ来ていただきたい」(広報)という。

アディダスは、約25坪ほどの新業態の小型店を出店。ランニングシューズとウェア、パーカ、Tシャツに加え、ビジネスマンをターゲットに、スーツタイプのジャケットも揃えた。隣接する店舗との仕切りを作らず、入りやすさを重視する一方、縦長のレイアウトで商品のみやすさを重視した作りになっている。「直営では、空港への出店も初めて。成果が上がれば、この業態で他の商業施設への出店も検討している」と新業態モデルとしても期待を寄せる。

羽田空港は免税店を含めると320店舗が出店。旅客数は2018年度で国内線と国際線を合計すると6974万人の見込みで、成田空港の3609万人の約2倍に達する。羽田空港以外でも商業施設を出店する日本空港ビルデング全体では飲食を除く物販だけでも1762億円(19年3月期見通し)を売り上げる、日本屈指の商業施設でもある。

香取慎吾が豊洲で国内初のアート作品展を開催 15日から

タレントの香取慎吾による国内初のアート作品展「サントリーオールフリーpresents BOUM!BOUM!BOUM!(ブン!ブン!ブン!)香取慎吾NIPPON初個展」が、豊洲のIHIステージアラウンド東京で開催される。会期は3月15日から6月16日まで。

会場は3つのステージから構成される。ステージAには、個展名ともなった新作のオブジェ“BOUM!BOUM!BOUM!”を展示する。“「脳」迷路”“「心臓」ドーム”“「口」アーケード”のゾーンからなり、“「心臓」ドーム”は巨大なオブジェで、制作時の香取の心拍を録音・計測。オブジェに触れると、そのときの心音や鼓動が体感できる仕組みだ。BOUMとは心臓の鼓動音を表すフランス語で、日本語訳するならドキドキのようなニュアンスになる。香取は、「自身初の個展をパリで行えたことは光栄だが、同時に早く日本でも開催したいと思った。360度回転劇場でドキドキを伝えたい!」と話す。

ステージBには、2018年9月にパリのルーヴル美術館地下のカルーセル・デュ・ルーヴルで開催した「NAKAMA des ARTS」展で発表した100点を超えるペインティング作品を展示する。

ステージCには、初発表となる作品を展示。「昨夜も遅くまで会場で絵を描いた。描きたい思いを止めることができない!ほぼ完成したが会期が長いので、時間を見つけては会場に来て作品を増やしていきたい。もっともっと描きたい。床や壁には、まだ絵を飾るスペースがたくさんある」。

来場者はまず360度回転する客席に座り、約10分の映像作品を見る。その後、ステージA、B、Cの順で回る。「動きのある照明や大量のスモーク、そんな個展って僕も見たことがない(笑)。まるでコンサートの演出をしているようだった」と香取。

IHIステージアラウンド東京は17年に豊洲にオープンした日本で唯一の客席回転劇場で、約1300人を乗せて360度回転する円形の客席を劇場の中心に配し、客席をステージと巨大スクリーンが取り囲む。

サントリーオールフリーpresents BOUM!BOUM!BOUM!(ブン!ブン!ブン!)香取慎吾NIPPON初個展
日程:3月15日~6月16日(3月19日、4月2日、4月16日、5月7日、5月21日、6月4日は休館)
時間:10:00、11:15、12:30、13:45、15:00、16:15、17:30、18:45、20:00(各回120分の入れ替え制)
場所:IHIステージアラウンド東京
住所:東京都江東区豊洲6-4-25
入場料:一般 3500円 / 高校生・中学生 3000円 / 子ども(小学生以下)2500円(全席指定)※3歳以下の入場不可。4歳以上の未就学児の入場無料(保護者1人につき子ども1人までひざ上で鑑賞。座席が必要な場合は要子ども料金)

旬な足元コーデで夏を乗り切る! シューズニスタコンテスト結果発表

ナイロニスタから募集した、サマーデイズならではのおしゃれシューズ写真をどーんとお披露目☆ 定番のスニーカーやこの時期にぴったりのサンダルなど、自慢のシューズでコーデを楽しんでいる模様♡ 参加してくれたみなさん、ありがとうございました!

yukachuxxチェリーサンダル×ファーソックスで50sのピンナップガール風に♡

kayアイデア溢れるプリントソックス&クリアサンダルのコーデを楽しんで♪
YURIKA旬なボタニカル柄スニーカーにスポーツソックスがベストマッチ!

haruna90sライクな厚底サンダルにアディダスの3ラインソックスを合わせてスポーティにスタイリング☆
ryoseopアクティブガールの足元はいつだってスニーカー! 真っ赤なベースに黄色の花が散りばめられたITなシューズ。

YUKI夏の定番で今年再流行しているビルケンシュトックでグランジ風に。

maki_091迷ったらこれ履くってくらいお気に入り☆ どのシーズンでも大活躍!

RIGHTER WRITER定番だけどコンバースがお気に入り! 色具合がとてもお気に入り〜

Petuniasfadeホーダー柄シューズはカジュアルコーデの引き立て役!

maya真っ赤なシューズ×ソックスをコーディネートのポイントに♪

リコ厚底サンダルにはスポーティソックスを組み合わせるのがマイブーム!

sxxxmoすこし勇気を出してNIKEベナッシにNIKESOXをPLUS♡

RIKODolly&Mollyのえりまきソックスは、どんなシューズにも使える。

AzuDIYでつま先だけキラキラにした赤のコンバースは、自分だけのオリジナル♡

i_am_cocoコーデのアクセントはDr.Martensのサンダル×白ソックスで決まり。

Hikarin : )やっと手に入れたお気に入りスニーカー♡ toyっぽい感じがカワイイ

miyukimaddocのプリントシューズは夏のどんなスタイルにもマッチ!

emma日本で売り切れていたため海外から取り寄せたお気に入りシューズ☆

makkori白×グリーンが爽やかなNIKE Air Max 90は身長もアップできてお気に入り。シースルーソックスで一気に夏らしく☆

missお気に入りの花柄スニーカー♡ 履くだけでワクワクするアイテム!

hachiカーモチーフがユニークなブーティはインヒールで脚痩せ効果も期待♪ ソックスでボーイッシュ要素をプラス。

yukiko女の子っぽいDr.Martens! ずっと狙っていた限定モデルのサンダルを自分らしくコーディネート♡

COCOPARTNER OF SUMMERのシューズはアクセをプラスすれば、ビーチスタイルにも◎。

Sarailaboratory workのカラフルなヒールはこれからの時期にピッタリ! 

Sarai定番のNew Balanceのスニーカーに合わせた花柄ソックスがキュート♡

Sarai夏らしいアイスクリーム柄のぺたんこシューズ! シースルーのソックスと合わせても◎。

yumibuuu25/どんなコーデにも合わせやすいサンダルは、私のお気に入り!

かほりんごハイビスカスが夏らしいPUMAのスニーカーはメンズライクなコーデに合わせたい。

kaorin0501珍しいブルーのシューズにパープルソックスの組み合わせがカワイイ☆

KOHARU夏らしくトロピカルなサンダルにアンクレットやブレスをプラス!

mei9666Onitsuka Tigerの発色のいいブルーのスニーカーはカジュアルコーデのアクセントに。

Maiクリエーターチームmaddocのカスタムペイントスニーカーはどんなコーデにも◎。

yumyu11初めて買ったお気に入りのニューバランス574をペニーと一緒に☆

yumyu11ピクニックにもピッタリなブラック×ピンクのスニーカー! 

大信田恵紺のアディダススニーカーに赤の靴ひもをチョイス。この組み合わせがお気に入り!

桃みんPLAY COMME des GARCONS×CONVERSEのスニーカーは履くだけでオシャレに♪

yuriooonらくちんサンダルはいろんなコーデに合わせたい☆

HB=MIYUど定番のビーサン! ビーチはもちろん、アウトドアにも◎。

さゆどんTEVAのサンダルは夏大活躍の予感! カラフルな靴下と合わせるのが可愛い♡

なちゃんVANSのブラックシューズにカスタムペインティング!

arinko58ギラギラしたシューズはオールブラックのコーデに合わせたい!

pan138オリジナルデザインのこだわりマイシューズ☆

rikaチロリアンテープがほどこされたk3&co.の厚底サンダル。リボンのカラーを際立たせるためにソックスはモノトーンに。

菊地 マリナ珍しいオールスターのバックジップのロングブーツ♡ 存在感抜群です!

SARINIKE AIRMAXは履くだけでスポーティな印象に!

maygoocy×nikeのシューズ! 定番のスポーツソックスを合わせてもカワイイ♡

Maku Itakuraロンドンで購入した”NIKE Roshe run Sunrise Special Edition”でサマー気分。

ALICE真っ赤な紐がポイントのデニム生地VANSスニーカーは、履くだけで存在感が◎!

stukor夏にマストなゴールドラメのメッシュスリッポン! 大人な雰囲気を出したいときにオススメ。

SUUUお気に入りのRaf Simons×adidasスニーカーはフェスでも大活躍!

まゆadidasOriginalsのスニーカーはサイドから見える花柄がお気に入り。ネオンカラーのソックスとも相性ぴったり♪

チャッキーGALAXYカラーのコンバースが最近コーディネートの主役♪

SAKUトレンドのホワイトサンダルにシースルーソックスで涼しげな印象に。

sumire.sadidas Originalsのビビットピンクはコーデの差し色として。

vipkk女の子らしいカラーのAIRMAX95。 後ろのポンポンがポイント!

mitsuこの夏に履きたいTevaのサンダル。 白のラインソックスを合わせて大人っぽいく!

urako白のチャンキーヒールサンダル×白のナイキのソックスでポーティーに履きこなして。

ARISAKDr.Martensのitなサンダルでクールにコーディネート♪

Chikitasocks&shoesを大好きなNIKEで統一させてクールなスタイル☆

UIやっと見つけた私のお気に入りシューズ。 ネオンカラーで個性的な足元に!