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2026年に向け、ラグジュアリー業界では時計・ジュエリー・ファッションの各分野で象徴的な新作・新体制の発表が相次いでいる。スイス高級時計ブランドのウブロとIWC、イタリアの名門ブルガリ、そしてグッチの新アーティスティック・ディレクターであるデムナによる初コレクション――それぞれの動きは、単なる新製品発表にとどまらず、ブランドの次なる方向性を示す重要なシグナルとなっている。
ウブロ、サミュエル・ロスとの第4弾コラボ「ビッグ・バン ウニコ SR-A」を発表
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ウブロは、英国人デザイナーのサミュエル・ロス氏との第4弾コラボレーションモデル「ビッグ・バン ウニコ SR-A BY サミュエル・ロス」を発表した。
2022年より続く両者の協業は、これまでトゥールビヨン搭載の超高額限定モデルが中心で、価格帯は10万ドル超に及んでいた。今回の新作はそのデザイン言語を継承しつつ、より現実的な価格帯へと落とし込んだ初の量産型コラボモデルとなる。
ケースはブラックセラミック製で直径42mm、厚さ14.5mm。スケルトンダイヤルを採用し、自社製フライバッククロノグラフムーブメント「Cal.HUB1280」を搭載する。トゥールビヨンシリーズで象徴的だったハニカム構造は控えめに抑えられ、ラバーストラップに意匠として引き継がれている。
価格は402万6000円(税込)、世界限定200本。実験的で彫刻的だった従来作に比べ、日常装着を意識したプロポーションと機能性を備え、ウブロの新たな顧客層への訴求も狙ったモデルといえる。
IWC「ポルトギーゼ」に3大複雑機構を搭載した限定モデルが登場
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IWCシャフハウゼンからは、フライング・トゥールビヨン、レトログラード日付、フライバック・クロノグラフという3つの複雑機構を集約した限定モデル「ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ(IW394009)」が発表された。
1939年誕生のポルトギーゼは、IWCを象徴する最長寿コレクションのひとつ。今回の新作では、60工程以上・15層のラッカー塗装によって仕上げたオブシディアン(黒曜石)カラーのダイヤルと、独自開発の高硬度合金「18K Armor Gold」のケースを組み合わせ、漆黒とゴールドの強烈なコントラストを演出している。
搭載される自社製キャリバー89900は、秒単位の精密調整を可能にするトゥールビヨン停止機構を備え、パワーリザーブは約68時間。シースルーバックからは、レッドゴールド製ローターとコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたムーブメントを鑑賞できる。
限定100本のみの生産となり、IWCの技術力と美学を象徴するコレクターズピースとして高い注目を集めている。
ブルガリ、初のイブニングバッグ「ブルガリ アイコンズ ミノディエール」を発売
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ブルガリは、ブランド初となるイブニングバッグ・コレクション「ブルガリ アイコンズ ミノディエール」を発表した。
本コレクションは、
モネーテ
セルペンティ
トゥボガス
ディーヴァ ドリーム
ブルガリ・ブルガリ
という5つのブランドアイコンを再解釈した限定シリーズで、各モデルS・Mの2サイズ展開となる。
価格帯はおおよそ120万円〜290万円。ジュエリーメイキングで培われた金細工技術やエナメル装飾、モザイク細工、マザー・オブ・パールの象嵌などが用いられ、バッグという枠を超えた「身に着ける工芸品」として位置づけられている。
さらに、作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ、モデルのリンダ・エヴァンジェリスタ、俳優キム・ジウォンら5名の女性を起用したキャンペーンも展開。各バッグには、彼女たちの物語を綴ったミニチュアブックが付属し、「文化と美を携える」というコレクションの思想を体現している。
グッチ、デムナ初のコレクション「ラ・ファミリア」をローンチ
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ファッション界では、グッチが新アーティスティック・ディレクターであるデムナによる初コレクション**「La Famiglia(ラ・ファミリア)」**を発表し、新時代の幕開けを告げた。
同時に公開された広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」では、写真家キャサリン・オピーが撮影を担当。多様な年齢・スタイル・価値観を持つ人物像を通して、「Gucciness(グッチらしさ)」を再定義する試みがなされている。
コレクションには、1960年代風のコートや再解釈された「グッチ バンブー 1947」、テーラードスーツやソフトレザーのミュールなどが登場。イタリア的な気品と大胆さを併せ持つワードローブが、新たなブランド像を形作る。
このプロジェクトは、2026年2月に予定されているデムナによる初のランウェイショーへの序章でもあり、グッチのデザイン戦略における重要な転換点と位置づけられている。
まとめ|「工芸」「複雑機構」「文化性」「ブランド再構築」がキーワードに
今回の4ブランドの動きに共通するのは、
時計分野では複雑機構とデザインの融合
バッグ・ジュエリー分野では芸術性と物語性の強化
ファッション分野ではブランド・アイデンティティの再構築
という潮流である。
単なる高価格・希少性だけではなく、「なぜこの製品が存在するのか」「どんな文化的意味を持つのか」というストーリー性が、2026年以降のラグジュアリー市場において一層重要になることを、各ブランドの最新発表は明確に示している。
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